NOSAIとは
農業は、人が生きていく上で欠かすことのできない産業です。
しかし、農業は、自然からの影響を受けやすく、台風をはじめとして風水害や干害などの災害がしばしば発生する、不安定な産業でもあります。
NOSAIは、農作物(水稲・麦・大豆など)をはじめとして家畜や園芸施設などの損害に対する補てんを行うことで、自然の脅威から守り、農業経営の安定と農業の発展を図ることを目的としています。
理念
農業は緑土水を守り
豊かな食料を供給する産業です
わたくしたちNOSAIは
みずからの知と技を磨き
信頼の絆によって損害の防止と
補填に努め
日本農業の発展と
うるおいのある社会づくりに
貢献します
福井県農業共済組合の指標
業務の標語
応えよう農家のニーズ
努めよう農家サービス
築いていこう信頼と絆
職場の標語
目配り気配り思いやり
できる職場に笑顔あり
職員の標語
的確な判断素早い行動
制度の仕組み
NOSAI制度は、農業保険法に基づいた公的な保険制度です。
農家が災害に備えて掛金を出し合い準備金として積立てます。災害があったときは、この準備金から共済金を支払うことで農家経営の安定を図るという、農家の相互扶助を基本としています。
NOSAI事業
農作物共済(水稲・麦)、家畜共済(牛・豚)、果樹共済(なし・かき・うめ)、畑作物共済(大豆・そば)、園芸施設共済、建物共済、農機具共済
制度の特徴
NOSAI制度は国の災害対策の一環として位置づけられています。農家に対しては水稲・麦共済など加入が義務づけられているものがある一方で、国は掛金の約半分(40〜55%)を補助(建物・農機具共済を除く)しています。また、組合に対して事務費などの一部も負担しており、これらは農家負担の軽減に繋がっています。
2段階制
農業災害は、広範囲に渡り甚大な影響を及ぼすことがしばしばありますが、NOSAI単独で積み立てた資金だけでは充分な補償を行うことが難しくなります。そこでNOSAIは、組合・国の2者が責任を分担して運営し、共済金の支払いに支障が生じないような体制をとっています。
積立金
積立てられた掛金は、すべて次の財源として蓄えられます。
- 災害が起きた場合の支払財源として
- 病害虫など損害防止事業の財源として
- 無被害の場合や、過去に受け取った共済金等が一定額以下の場合に支払われる「無事戻金」の財源として
NOSAIを支える人たち
NOSAIは、農家の皆さんの協力によって運営されています。
共済連絡員(NOSAI部長)
加入推進や細目書の取りまとめ、掛金の徴収、損害通知の受理など、地域農家と組合との関係をつなぐ要として活動していただいています。
損害評価員
被害が発生したときに、現地に赴き、それぞれの被害状況を調査(損害評価)をしたり、その被害に対して損害防止の指導などを行っていただいています。
損害評価会委員
被害が発生し、損害評価員による各地域での損害の調査結果を踏まえ、地域間の評価の適正を確保するための調査(抜取調査)を行い、組合の損害高を審議する役割をしていただいています。
総代
組合員の代表であり、組合運営のための事業計画や予算などを決めていただく組合の最高意思決定機関です。