福井県農業試験場より、「ハスモンヨトウの多発生に注意」の防除だよりの通知がありましたので、お知らせいたします。
2020年09月16日
2020年09月14日
2020年09月10日
•コシヒカリでは胴割粒が多くなってきているので、収穫時期を迎えた圃場では早急に収穫しましょう。
•大麦を播種する圃場では、稲刈りが終わりしだい、排水溝を設置しましょう。
•そば・大豆圃場でハスモンヨトウ等の害虫が多い場合は防除を行いましょう。
2020年08月28日
〇水稲
・収穫適期を過ぎたハナエチゼンで胴割粒の発生が見られます。早急に刈取りを行いましょう。
・これから刈取りとなるコシヒカリ等では積算気温を参考に、籾水分を測定して適期収穫に備えましょう。
〇大麦
・播種予定の圃場では、稲刈りが終わり次第、排水溝を設置しましょう。
2020年08月25日
【福井支局】県では法人化や組織化を図り、安定的な経営規模の拡大を進めている。一方で作業者・後継者不足や高齢化という課題も山積している。これらの課題を解決するため、NOSAI福井は県内5か所にGPS基地局を設置し、県全域でスマート農機が活用できる環境づくりを整備すると共に、農業者の経営安定と地域農業の発展を目指す。
今回整備する「GPS基地局・Ntrip方式」は、人工衛星からの位置情報(GPS)を基地局側で補正し※1、インターネットを経由して補正データを配信する。実際に稼働する農機側では配信された補正データをスマートフォンで受信し、自動操舵機器と連動することで誤差2~3センチの精度を確保する事ができ、走行ラインの最適化が図れる。このため、経験の浅い農業者であっても高精度・高効率な農作業が期待できるほか、高齢な農業者でも疲労軽減に繋がり経営規模の拡大に繋げられる。自動操舵機器は既存のトラクタや田植機といった農機間で入替する事ができるため、1台の機器で、年間を通して自動操舵が可能となる。
これらスマート農機の普及拡大を目的として、8月8日に「自動操舵システム利用実演研修会」が坂井市で開催され、担い手など約50名が参集した。実演では自動操舵機器を搭載したトラクタによる溝掘りや播種作業が行われ、参加者からは「走行中の作業精度が高く魅力的。これなら誰でも作業を任せられる」など、スマート農業への期待や関心の高さが伺えた。
今後、NOSAI福井では、年内を目途に基地局を整備し、来春には利用可能となるように、地区ごとに説明会を開くなど準備を進める。また、2024年度を目途に、県内水田の10%以上でスマート農機を活用した耕作ができるように推進を図る。(田中克)
※1 衛星のみの位置情報を利用した測位精度は最小で約30㎝程度となるが、基地局でデータの補正を行う事で高精度な測位が可能となる。
写真:走行ラインを記憶する事で、翌年以降の作業が簡素化される。