広報

農家仲間と勉強会や情報交換

2017年10月4週号

野菜宅配にチャレンジ


「お客さまと共に感動を体験したい」
と話す林さん

福井市日光の林英(ひで)亮(あき)さん(38歳・茶(ちゃ)林(やし)農園(ファーム)代表)は、5年前に就農し、ミディトマト、ホウレンソウ、コマツナなどを栽培。お客さまへ直接届ける「茶林農園のふるさと便」も手掛け、「見て楽しく、食べておいしい」の感動を共有することを心がけている。
 林さんは6年間、東京で会社員として働く中、自分の可能性を試したいとおう思いから、地元福井での起業を考えていた。会社員時代に培った経験や知識を農業で生かせるのではと思い、就農を決意したという。
お客さまには、いろいろな野菜を楽しんでもらいたいと考える林さんは、コールラビ、ロマネスコなどの西洋野菜にも挑戦中。
 そのため、地域の若手農家との交流や、研修先の農家と勉強会を繰り返している。当初2人で始まった勉強会も今では十数人が集まるまでの規模となった。品種選定、栽培方法、販売のノウハウなど幅広い情報を交換できるようになったという。
日々、新しいことに挑戦し自己研さんに励むのもお客さまに感動を届けるため。これからもっと感動を一緒に味わいたいとの思いは強く、「加工品の開発や体験農園にも取り組みたい。農業・食を通して地元福井を盛り上げたい」と今後の抱負を話してくれた。