町産大豆で豆乳ヨーグルト
2017年11月4週号
池田町の「おこもじ屋」
池田町薮田にある「おこもじ屋」(理事長・杉本博文)で今年10月に開発した大豆の「豆乳ヨーグルト」が町民らの健康づくりに一役かっている。
同町では「脳べるプロジェクト」と称し、認知症や便秘予防といった健康づくりのため、運動や発酵食品の摂取を奨励する活動に取り組んでいる。このプロジェクトをきっかけに開発されたのが豆乳ヨーグルトだ。
同商品は保存料を全く使わずに製造。さらに減農薬かつ有機肥料で栽培した同町産のエンレイのみを使用している。開発に携わった同店の石田和裕工場長は「町産大豆から搾ったおいしい豆乳を使った商品を作りたいと思い試行錯誤を重ねた。味も品質も満足できるものができた」と話す。
大豆生産に携わる池田町農業公社の佐飛充浩課長は、「同町の気候ではエンレイの栽培には不安定な面があり作付けは6㌶と少ない。里のほほえみと比べて味がとても良いため、これからも作り続け、安定した収量を確保したい」と話す。
販売して間もないこともあり、「品質を落とさずにお客様へ安定したヨーグルトを供給していくことが当面の目標」と石田工場長は抱負を話す。