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素材重視の野菜粉・パン粉

2019年3月4週号

いずみ倶楽部 代表 齊藤いずみさん (福井市山内町)

 「野菜嫌いな子供でも美味しく味わえる方法はないか考えました」と話すのは、福井市山内町のいずみ倶楽部代表齊藤いずみさん(61)。自家栽培の野菜や米を使い「ピーマン粉入りご飯パン粉」や野菜粉などを製造販売している。
「ピーマン粉入りご飯パン粉」などの野菜粉入りご飯パン粉は、野菜粉とごはんで作ったパンを粉状にしたもの。ピーマンの他、ニンジンなど様々な野菜で作ることができる。野菜を乾燥させて、粉にして作る野菜粉は離乳食や介護食のほか、菓子作りなどにも利用でき、常連客からは、「調理の幅が広がり、簡単に野菜がとれる」と定評がある。
齊藤さんは8年前に、介護に携わる傍ら「何か地域の方に喜んでもらえるものはないか」と考え、保育士時代に取得した調理師免許を活かし、自家野菜や米を使って商品開発を始めた。現在では、パン粉や野菜粉のほかに、米粉マフィンやおはぎなどを自宅横の加工場で製造し販売している。
「夫が栽培するものを、一つ一つ大切に加工して販売できることが幸せです。お客さんから『美味しかったよ』と言われることが一番ありがたいです」と笑顔で話す。

▽販売場所=JA越前丹生 丹生膳野菜直売所(福井市風巻町)
▽問い合わせ先=いずみ倶楽部TEL:0776(98)3436

▽「工夫しながら発想を膨らませていく加工過程が大好きです」と笑顔の齊藤さん。


▽野菜粉入り商品と出来立てのおはぎとマフイン。