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異業種から植物工場に参入

2019年7月2週号

ベジグー小浜植物工場(小浜市飯盛) グローアンドグロー株式会社(本社:京都府京丹後市)

サービスステーション事業を行う「グローアンドグロー株式会社(本社:京都府京丹後市)」は昨年より植物工場事業に参入。今年3月より、「ベジグー小浜植物工場」(小浜市飯盛)を稼働させ、水耕栽培のレタスを出荷している。

「工場内で生産するため、病虫害や花粉付着の心配がありません。洗わなくても食べられるなど、付加価値のある商品作りをしていきます」と話す同社代表取締役の森達也さん。電気自動車の普及によって、石油の需要が減り、今後の経営が厳しくなっていくのではないかと考えていた。経営コンサルタントと相談を重ねた結果、広範囲に販売先が得られる農業への参入を決めた。

栽培面積1,125㎡の同工場では3名の社員と、7名のパートタイマーが勤務し、フリルレタスとグリーンリーフを栽培している。現在は一日あたり、2千個を生産しており、8月には4千個の生産を目指しているという。

「一日8千個の生産が可能な施設なので、生産体制を早く整えたいです。関係各所の協力を得ながら、JGAP認証取得や海外への輸出を目指していきます」と意気込む。

フリルレタスは播種から35日で収穫される。