自家米と野菜 たくさん食べて
2019年9月4週号
農家食堂まんま 近藤 国雄さん 幸子さん (福井市河増町)
「季節を感じるおいしい料理をたくさん食べてもらいたいです」と話すのは福井市河増町で「農家食堂まんま」を営む近藤国雄さん幸子さん夫婦。1・2㌶の稲作と1・5㌃の施設園芸の傍ら店を切り盛りしている。
食堂では国雄さんが田植えから籾摺りまで一貫して作る米と幸子さんや地元生産者らが作る旬の野菜を存分に味わうことができる。4品のおかずから3品選べる「まんま定食」や幸子さんの地元宮城県石巻市名産の金華さばを使用する「おさかな定食」が人気のメニューだ。「金華さばはこれから旬を迎えるので、ぜひ食べてみてもらいたいです」と幸子さんはほほ笑む。ごはんお替わり自由、食後のコーヒーサービスはお客さんへの感謝の気持ちから。
オーナーシェフの国雄さんは、農業の難しさや楽しさを体感していく中、自家の農産物を地元の方に楽しんでほしいと昨年11月にトレーラーハウスを改装して食堂を開いた。店名「まんま」には「田舎で出てくるご飯のようにたくさん食べられるように。小さい子でもすぐ覚えてもらえるように」との思いが込められている。
「よりおいしい物を提供できるよう、さらに農業と深く関わっていきたい」と意気込みを話してくれた。
▽農家食堂まんま=福井市河増町9‐1‐1営業時間
11:00~14:00 17:00~20:00日曜定休
TEL(0776)50‐6039
「冬野菜を使った新メニューを考案中です」と店の前で近藤さん夫婦
本日のまんま定食