もう食べましたか?「いちほまれ」
2019年11月1週号
販売動向
昨年は県内販売開始当日に、新米を手に入れようと大行列ができるなど、売れ行きは好調。今年産から出荷量を4千㌧に増やし、首都圏、関西、中京、沖縄に加え、中国地方にも販路を広げる。テレビCM、店頭での小型モニターによるPR動画再生を続け「いちほまれ」を語ることができるコンシェルジュやイベントへの参加を増やし、PRに力を入れる。福井県農林水産部福井米戦略課参事の角内宏幸さんは「開発ヒストリーから食卓まで、きめ細やかな情報を提供しています。まずは、『いちほまれ』のことを知ってもらいたいです」と話す。
生産者の声
福井市寺前 安実農場 安實 靖司さん
∇経営内容=水稲22・2㌶(うち、いちほまれ2・1㌶)大麦・大豆5・9㌶、ネギ、ホウレンソウ24・5㌃
今年で3年目の栽培になります。ポストコシヒカリを狙う新しい品種の栽培に携わってきたことを嬉しく思います。地力に見合った肥料の量を設定することが一番難しいですが、コシヒカリよりも倒伏しにくいので、栽培しやすいと実感しています。これからも品質を守り、おいしいお米を届けていきます。
3世帯で一緒に「いちほまれ」を食べることもあり、子供たちからもおいしいと評判です。いちほまれの新米を知人へプレゼントした時には、とても喜んでもらえました。いちほまれを知ってもらうことで、福井のことやほかの農産物を知ってもらえる、きっかけになると良いと思います。