広報

天然はちみつを味わって

2019年11月2週号

中者正男(さん 敦賀市中央町

 

「100%純粋の国産天然蜂蜜は、加工してある蜂蜜と色合いや味が全く違います」と話すのは敦賀市中央町の中者正男(ん。養蜂から蜂蜜の採取、加工瓶詰めまで、妻の弘子さんと二人で行っている。

中者さんは退職後、地元の養蜂農家の天然蜂蜜を食べ、その味が忘れられず弟子入りした。今年で6年目を迎え、1箱から始めた巣箱も現在では10箱まで増えた。5月から6月にかけて主にアカシア、トチの花。7月から8月には、カラスザンショウなど春と夏に分けて、蜂が巣箱に運んできた蜜を採取する。色々な花の蜜から出来ていると示す「百花蜜」と名前で、5月から12月にかけてJA敦賀美方の直売所等で販売している。

養蜂で、最も重要で大変な作業が内検だ。巣箱を開け、ミツバチの生育状況や病気の発生を1週間に最低でも1度確認する。「ミツバチの最大の敵であるスズメバチと熊への対策も必要です。台風、大雨などの自然災害への対策も必要なことから、収入保険にも加入しました」と中者さん。「将来的には、巣箱を増やし収量を上げ、天然蜂蜜を多くの方に提供したいです」と意気込む。

経営内容:自然薯、白ネギ等30㌃、養蜂10箱

 

百花蜜を手に「納品の問い合わせもあり、好評です」と中者さん