地元の恵満載ジェラート
2020年7月2週号
(合)ファームサルート 代表 名津井萬さん(福井市新田塚)
(合)ファームサルートの代表名津井萬さん(福井市新田塚)は、乳牛29頭を飼養し、直売所「ふぁーむさるーと」を経営している。店では地元農家が持ち寄る農作物を販売するほか、自家の生乳と混ぜてジェラートに加工し販売している。
2005年の開店と同時にジェラートの販売を始め、メニューは季節ごとに約20種類を用意している。黒ゴマや落花生などのジェラートがあり、使用する材料のほとんどが福井県内産だ。
店舗は市街地にありながら牧場まで1キロ弱と近く、牛乳の輸送から加工まで1日で複数回行っている。
「店名は「英語で『農場』を意味する『ファーム』とフランス語で『こんにちは』を意味する『サルート』を合わせて『農場からこんにちは』となる。地元の農産物を身近に感じてもらいたいという思いで名づけた」と話す名津井さん。直売所で販売する農産物は、四季折々の野菜や、茶葉や黒米など多岐に渡る。
希望があれば牧場を見学することができ、周辺の幼稚園には搾乳からジェラート作りまでの体験学習を提供している。
「カップ入りのジェラートは県内で約10カ所に出荷しているが、今後はあと3カ所ほど増やしたい」と話す。
〇問い合わせ先=ふぁーむさるーと℡(0776)25-7711、営業時間=午前10時~午後6時
店内で名津井さん。壁には「うしさんありがとう」と子どもたちからのメッセージが飾られている。
ジェラート(左は上から落花生、ブルーベリー、ホワイト。右はカプチーノ、抹茶、ブルーベリー)