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レジャーと体験農園 地域を活気づけたい

2023年4月2週号

青戸ベイサイドヒルズ おおい町
 「多くの人におおい町の魅力に触れてもらい、地域を元気にしていきたい」と話すのは、株式会社青戸ベイサイドヒルズ(おおい町犬見)の代表取締役・西本絵里さん(36)。福井のブランドブドウ「ふくぷる」97㌃やミカンなどのかんきつ類112㌃を生産・販売する。今年から新たにブドウなどの観光農園の整備に取り組んでいる。
 西本さんは父親から県の園芸振興作物のブドウ栽培を提案され、おおい町の自然を生かしながら家族で楽しめる施設にしたいと、ウサギなどの動物とふれあえる体験施設やアスレチックパークなどを建設。2015年に町の自然とレジャーが楽しめる複合施設を開業した。
 事務所に併設する直売所では、同社で取れた果物のほか、地域の特産品なども販売する。
 「近年、コロナ禍で経営は厳しい状況だったが、今年から少しずつお客さんが増えてきて、ようやく以前のような賑わいが戻ってきた」と話す西本さん。「果樹の観光農園をきっかけに、これからキャンプ場なども開業していき、子供から大人まで楽しめる施設として、農業と町を活気づけていきたい」と話してくれた。

「県内外からたくさんの人に遊びに来てほしい」と笑顔の西本さん

農園のそばには、ドッグランや動物ふれあい広場などの施設がある