今年からズッキーニ作り

鯖江市・サンサン農園（株）

 

　「毎年いろんな品種の野菜に挑戦し続けることが楽しい」と話すのは、ブロッコリーや白ネギなど10種類程度の野菜生産するサンサン農園株式会社【鯖江市糺町（ただすちょう）】代表取締役の加藤修一さん（39）。取引先からの要望を受け、今年から新たに黄色のズッキーニ作りに取り組み、好評を得ている。

　同農園では安全・安心で生産者の顔が見える農園を目指し、地域に根差した生産と販売を行っていることもあり、取引先からも野菜生産のリクエストがあるという。

　２～３年前に取引先の仕出し屋「彩りの良い野菜を作ってほしい」との要望があり、今年から黄色のズッキーニ「ゼルダ・ジャッロ」の生産を始めた。ゼルダ・ジャッロは緑色のズッキーニよりも皮や種も柔らかく、食べやすいため、幅広い世代から好まれている。

　味わいは、少し甘みがあり、口当たりが良い特徴がある。また、同農園のズッキーニは生のまま食べることができ、皮にビタミン等の栄養も多く含まれているため、夏バテ防止にも効果的だ。

　「取引先からの提案で、ヒット野菜が見つかるとうれしい。これからも同じ品種の野菜にこだわらず、いろんな野菜作りに取り組んでいきたい」と話してくれた。

 

写真：「いろいろな野菜で鯖江ブランド化を進め、全国に届けたい」と話す加藤さん