地元産食材のケーキ おいしさと栄養でみんな笑顔
2024年8月2週号
コンクール受賞
池田町・コメコロ
池田町魚見の菓子製造販売店「コメコロ」が販売する生おからを使ったケーキ「ま~おから」が、一般財団法人食品産業センターが実施する「令和5年度優良ふるさと食品中央コンクール」において、同センター会長賞に選ばれた。
今回受賞したま~おからは、マレーシアのカステラ「マーラーカオ」をアレンジした商品で、池田町産大豆の生おからと特別栽培米の玄米粉、県産の平飼い卵、越前海岸の塩などをふんだんに使っている。代表の溝口香織さん(45)がスタッフとともに商品開発に取り組んだ逸品だ。
同商品は、おからや平飼い卵、米粉を多く使用しており、食物繊維やビタミン、ミネラルなど豊富な栄養素が摂れるほか、グルテンフリーでアレルギー体質の人や小さな子供でも安心して食べられる。
購入客からは「おからのヘルシーさもありながら、しっとりした食感で甘さも丁度よく、とてもおいしい」と評判だ。
溝口さんは「スタッフは移住者が多く、いつも楽しく作業しており、心を込めてひとつひとつ手作りしている」と話し「これからもいろんな商品開発に取り組みながら、地元食材を使った、人に優しいお菓子を多くの人に提供していきたい」と笑顔を見せる。
ま~おからは、同町の道の駅「フォーシーズンテラス」や「こってコテいけだ」などで販売する。
長男が小麦アレルギーで、グルテンフリーのお菓子作りを始めた溝口さん。ま~おからはプレーン、「よもぎあんこ」など4種類の味がある