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マイライフ

2017年5月4週号

自慢の歌声を披露


「自分というものを歌で残したい」と話す又農さん

「夢はNHK紅白歌合戦出場」と意気込みを話す敦賀市野神の又農厚さん(53)は市役所職員であり獣医師でもある。2015年8月にデビュー曲「雨の角(つぬ)鹿(が)」を発表し、CDリリースや、地元敦賀を中心に物産フェアや納涼祭などで曲を披露している。
昔から歌が好きで高校時代は、学祭で自慢の歌声を披露していた。当時、NHKのど自慢のチャンピオン大会に出場しNHKホールで歌うことが夢だった。大学4年生の時に予選会に出場し、3回目の挑戦で本選出場を果たしたが、緊張しすぎて鐘一つという残念な結果だった。
CDを出すきかっけは、近所のおじさんが自費でCDを出したことを知り、「負けてはいられない」と一念発起。シンガーソングライターの香(か)蓮(れん)さんに楽曲制作の依頼をしたところ、快諾してくれた。
レコーディングまでは毎日練習を繰り返し、通勤中の車内でも曲を流し頭にたたき込んだと当時を振り返る。2日間にわたりレコーディングが行われ、「なかなか経験できることではない。やってよかった」と満足顔で話す。同曲は業務用カラオケ電子目次本に登録されており、歌うことができる。
年内にセカンドシングルの発表を目指し制作に励んでいる。今後、アルバムを出版するためにも第3・4弾と発表を続けていくと熱意を見せる。
プロフィル ▽獣医師歴27年▽肉用牛約50頭、水稲25㌃