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自家産品でスイーツ

2017年7月4週号

直売所の利用客に評判


ブルーベリーソースがかかった
ソフトクリームを手に信枝さん

「自家産農作物を使ったスイーツで、農園をアピールしたい」と話すのは、あわら市北潟で農産物直売所「風羽里(ふわり)」を経営する代表・長谷川信枝さん(61)。同直売所は土日のみの開店だが、長谷川さん手作りの菓子加工品がおいしいと評判を呼んでいる。
中でもお勧めはブルーベリーだ。果実は大粒で甘く、生食用も販売しているが、手作りジャムやソースをたっぷりかけたソフトクリームが一番人気。他には、夫の吉弘さん(64)が経営する農園の米粉と餅米で作ったシフォンケーキやおはぎなどを販売。「自信を持って育てた農産物を原料に、おいしさを追求しています。ぜひ食べてもらいたい」と長谷川さんは話す。


ブルーベリーは農薬を使わずに栽培

ブルーベリーは20年前に長野県から苗木を60本求め栽培(10㌃)を始めた。現在、除草や剪定・摘花作業は全て信枝さん一人でこなす。作業は全て手作業のため労力はかかるが、娘さんの手伝いもあり、今年は新たに50本を植栽(15㌃)。3年後には収穫体験を始めたいという。
 同直売所は北潟湖に面する公園内にある。ほど近い日本海から吹き込む風は大変気持ちよく、近辺には発電用の白い大型風車が立ち並ぶ。「風車を目印に、ぜひご家族で来ていただき、のんびりとした雰囲気とこの景観の中でスイーツを味わってください」と長谷川さんは終始笑顔で話す。