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いちほまれ

2018年11月1週号

 「日本一美味しい誉れ高きお米」という思いが込められた「いちほまれ」はコシヒカリ発祥の地、福井県が更なるおいしさを追求した自信作。いちほまれは、消費者のニーズや販売先に合わせ、有機JAS認証米、特別栽培米、エコ栽培米の3つのラインナップがある。栽培マニュアルを厳守し、品質基準を満たしたもののみ販売している。産地としての出荷のみで、個人販売はない。
全国的な知名度を高めるため、テレビCMやホームページ、SNSを通じた情報発信を強化。県外の店頭では、小型モニターでのPR、継続的な販売促進イベントの開催やコンシェルジュによる丁寧な販売により売れ行きは好調だ。10月初旬にテレビのグルメ番組で紹介されたこともあり、人気が高まっている。県農林水産部福井米戦略課の角内宏幸参事は「『おいしいご飯』を中心とした和食の素晴らしさを再発見してもらいたい。いちほまれが注目されることで、福井米全体のおいしさを知ってもらいたい」と話す。

【生産者の声】
南江守生産組合 代表 杉本進(すぎもとすすむ)さん(71)

経営規模=水稲35㌶(内いちほまれ214㌃)、大麦15㌶、大豆19㌶

 いちほまれの栽培は今年で試験栽培を含め3年目です。コシヒカリより稈長が短く、台風がきても倒伏しないことが、一番の強みだと思います。夏場は高温となりましたが、除草や水管理に気を配り、コシヒカリよりも収量が増えました。JAの生育調査、県からの指導もあり、産地一体となった取組みがいきわたっています。


①「ぜひ一口食べてみてください」と南江守生産組合組合員の山崎良紀さん。


②コンテスト入賞商品のジンジャーえのきといちほまれ