福井梅の継承に向けて NOSAI部長交流直流ひろば
2019年7月1週号
若狭町田井 田辺 博之さん
私の住む地域は、ラムサール条約や日本農業遺産にも認定された三方五湖の一つ三方湖湖畔にあり、水稲と梅が主な農産物です。特に梅は『福井梅』としてブランド化され、地域一帯は日本海側最大の梅の産地として知られています。
近年は農業の後継者不足が深刻で、水稲は認定農業者等への集積が進んでいるものの、梅は価格の低迷や生産者の高齢化などから、産地の存続が危ぶまれています。
最近では同志や集落単位で団体や組織を立ち上げて梅を守ろうという動きが活発で、天保年間から続く歴史ある福井梅の継承に向けて、地域の期待は高まっています。
▽NOSAI福井 共済連絡員歴3年、担当戸数20戸
▽水稲130㌃、梅50㌃