広報

私の農業経営 新たな品種に安心して挑戦

2021年7月3週号

福井県越前市 三田村(みたむら) (たもつ)さん

収入保険・園芸施設共済に加入

 

 40年前から父が始めたキュウリ栽培を継ぐため、6年前に脱サラして就農しました。キュウリ栽培をメインに、「コシヒカリ」などの主食用米やもち米も栽培しています。

 経営の主力はキュウリで、春と秋に収穫する2期作栽培です。最盛期には1日500㌔を出荷しています。

 春キュウリは2月に土作りを始め、3月上旬に接ぎ木で連作障害に強い苗を作り、3月下旬から定植します。5月~7月中旬まで収穫・出荷します。春キュウリが終わると、7月下旬から秋キュウリ栽培の準備が始まり、9月から12月上旬まで収穫・出荷するという生産サイクルで、年間を通して営農しています。

 現在は、父・母・妻の合わせ4人での家族経営です。経営を守るため、価格下落や病気などでの収入減少も補てんされる収入保険に2019年に加入しました。

 昨年は、秋の収穫前に父が体調を崩し、一部が収穫出来ず、収入減少になりましたが、収入保険で補てんされ非常に助かりました。

 過去に病害により収穫量が大幅に少なくなったことがあったため、以前から挑戦したかった病気や虫害に強い耐病性品種の栽培を今年から始めました。少し不安はありますが、収入保険に加入しているおかげでチャレンジできています。

 今年で就農してまだ7年目ですが、両親や私たち夫婦の高齢化・省力化が課題となるので、今後も安心した家族経営を考えていきたいです。(岡田)

「キュウリは冷や汁にしてもおいしいです」と三田村さん