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野生獣侵入・雑草を制御 鯖江市白崎コーポレーション「ダイブガード」

2021年7月3週号

 緑化資材を企画・販売する株式会社白崎コーポレーション(鯖江市)は、イノシシなどの中・小型動物が道路上で車両と衝突するロードキルを抑止する「ダイブガード」を今年4月に商品化。今後、高速道路の路肩のフェンスに設置予定だ。

 高速道路関係者は、以前からロードキル対策に苦慮してきた。野生動物だけでなく、車両の破損、運転手のけが、場合によっては死に至る危険がある。

 ロードキル対策として開発されたダイブガードは、防草シートとネットが一体化した。ネット部分をフェンスに沿って張り、防草シート部分をフェンス下に敷き設置する。

 ネットは細かい網目になっており、60㌢の高さで向こう側が見えない目隠し効果があるという。防草シートは雑草対策に加え、餌となる雑草の根を絶やすことで掘り起しを防ぎ、フェンス下からのくぐり抜けを防止する。

 同社グリーンナップ事業東日本営業部・山本泰久部長は「設置後は、草刈りやメンテナンスといった保全管理の負担が軽減できる。さらに、近年、園芸施設への小型動物の侵入被害が多発しているので、ダイブガードを被害対策に流用できないか実証していきたい」と話す。

▽ダイブガード注文=℡0778-42-8353

「特殊な縫製技術でネット防草シートが一体となっている」と山本部長