自家産ハーブ使用のカフェ「鈴廼園」 心と体を癒やす場に
2021年7月4週号
【農業共済新聞北信越版 7月4週号より】
自家産ハーブ使用のカフェ「鈴廼園」
心と体を癒やす場に 坂井市 斉藤園子さん
「お客様の心と身体を癒やして安全でおいしい料理やハーブティーを提供したい」と話すのは、実家が茶屋を経営していた斉藤園子さん。昨年7月に念願だったハーブカフェ鈴廼園(すずのえん)を坂井市丸岡町山竹田にオープンした。
店のある山竹田地区は、古くからの農村集落で交通量少なく、静かで山に囲まれた自然豊かな場所だ。
斉藤さんが思い入れを持つ店内は、扉や窓、天井の飾りつけなど、木造で味わいのある落ち着いた雰囲気が印象的だ。
店では和食をベースとした限定10食のランチが用意されており、素材も無農薬にこだわり健康を意識したメニューが充実。また、県内の飲食店では珍しいそば粉を使ったガレットや、米粉を使ったケーキなども人気だ。
「ハーブティーもさまざまな種類を用意しており、マローブルー、ハイビスカスをブレンドしたハーブティーが人気。来店したお客様に『癒されました』と言っていただけると、やりがいを感じる」と話す。
店の周りには、斉藤さんが自家栽培しているハーブが植えられており、少しずつ料理の材料として取り入れているという。
「今はコロナ渦ということもあり、すぐには難しいが、お店の周りでマルシェやヨガなどの教室を開き、お客様の心身ともに健康でリラックスできるお店にしていきたい」と笑顔で話してくれた。
写真①人気のハーブティーを入れる斎藤さん
写真②自然に囲まれた趣のある外観の鈴廼園