ブランド米「いちほまれ」 おいしさを焼き菓子でも
2023年4月1週号
越前市 「森の木いちごcafe」
越前市余川町で、親子で「森の木いちご畑cafe」を営む酒田悦子(さかた えつこ)さん(68)、天谷栄子(あまや えいこ)さん(44)、上田悠子(うえだ ゆうこ)さん(43)。自宅の蔵を改装し開店10年目の今年、福井県の新ブランド米「いちほまれ」を使用した「りすのフィナンシェ」を開発し、1月から販売している。
いちほまれの米粉と県内産の卵など、酒田さんらが厳選した地場産の高級素材で手作りした商品で、いちほまれの甘みを感じることのできる焼き菓子。購入客さんからは「外はカリッと、中はもっちりとした食感でおいしい」と好評だ。
これまでは季節のフルーツを使ったケーキなどを販売していたが、日持ちする焼き菓子作りに2020年から取り組み、いちほまれの米粉を使用したフィナンシェやシフォンケーキを開発した。
「素材の良さとおいしさを最大限に生かせるよう、材料の配合割合を何度も試し、納得のいく味と形に仕上げるまでが大変だった」と天谷さん。
同商品は、同店や市内の道の駅で販売する。酒田さんは「いちほまれを使った商品を多くの人に味わってもらい、福井県の新しいブランド米いちほまれのおいしさをもっと広めていきたい」と笑顔で話してくれた。
▽森の木いちご畑cafe=0778(77)0294
「お客さまに喜んでもらえることが幸せ」と話す酒田さん(右)と天谷さん
りすのフィナンシェ(上段)は1個270円。いちほまれのシフォンケーキ(下段)も人気商品